土曜日が好き

土曜日が好きなので

⑤今こそ正しくネガティブを見つめ直そう!Nのすゝめ特集!

ーみなさん、こんばんは。早いもので5回目です!早速参りましょう今夜の特集はこちら。


もうおれは無理なんだ。どうしてこんなにダメなんだ、ちくしょう上手に生きられねえ…いやでもその状態こそが生きてるってことやん!?ネガティブ最高!!!ポジティブシンキング至上主義テストステロン時代に別れを告げろ!これからはNが来る!今こそ正しくネガティブを見つめ直そう!
新しいNのすゝめ特集〜〜〜!!!


吉田:よっしゃ〜。


ーはい。もう既にゲストの方には登場いただいてますが、紹介しましょう。自信の無さなら誰にも負けない!泣く子も黙るNの先駆者!新潟が産んだ奇跡のネオ・ネガティビスト、吉田さんです!!


吉田:よろしくおねがいします。


ーよろしくお願いします。今までも沢山のゲストが来られましたが、今夜はネガティビストという、変わった職業の方にお越しいただきました。吉田さんは新潟県出身なんですね。


吉田:はい。でも大学からは大阪に引っ越してきて、そっからはずっと大阪です。


ーそうなんですね。では本題に入る前にNという言葉について説明していただいても良いですか?


吉田:はい。まあ、Nというのはネガティブのことなんですけど、ただ単にネガティブなのではなく、「これからのネガティブ」といった意味合いが強いですね。


ー「これからのネガティブ」とは…


吉田:はい。これからの時代を意識した正しいネガティブの在り方を考えていこう、といった感じで。ですから、NにはNEOやNEWのニュアンスも込められています。


ーなるほど。面白そうですが、一般的にはポジティブに生きることが良いこととされていますよね。


吉田:もちろんです。僕もポジティブ(以降Pと表記)を否定している訳ではありません。ただ、余りにもPが良いものとされ過ぎているなと感じているので、もう一度Pを突き詰めて考える必要があると言うか、Pだったらなんでもいいのか?と正直思っているので。


ーPはPでも、良いPと良くないPがあるということでしょうか。


吉田:その通りです。Pシンキングの過程は人によって多種多様なのに、Pである事のみに囚われて、Pの質が問われないことに危機感を持っています。それはNにも同じことが言えるはず。ですから、PとNを細分化して分析していくべきという考えが今後の主流となるでしょう。


ーはあ。


吉田:好ましい(Good)PやNは、GPとGN。危険(Kiken)なPとNは、KPとKN。PとNはこのように4つに分けることができます。ネガティビスト界隈ではこれをPとNの4分割法と呼んでいますが、重要なのは、いかにKNやKPを回避してGNやGPが出来るのかということです。


ー確かに。好ましいNと危険なNを分別するのは難しそうです。


吉田:難しいです。しかし、ネガティブというだけで否定するのはおかしいですから。僕に言わせれば、みんなネガティブに対してネガティブになりすぎなんです。自分の弱さを認める正しいNであればむしろ推奨されるべきなんですよ。好ましいNを実践すれば、心理的な安定が得られ、その後に好ましいPへ転換しやすいんです。でもなかなか人は分かってくれない。だからこそネガティビストが声を上げていかなければならない。人々の心の休息地点として、Nという考え方が広まっていくように。


ーなるほど。では、好ましいPとNについて具体的に教えてください。


吉田:好ましい状態というのは、感情だけでなく理性の部分がきちんと働いてる状態を指します。今自分がなぜN(もしくはP)なのかを理論立てて説明できなければ、問題解決に繋がりません。
落ち込んでも、いきなりPになれない人もいますから、最初はNになっていいんです。ただ、感情的になったり、自分を傷つけたりするようなNは危険なNです。同じように、根拠のない自信でがむしゃらに頑張ろうとするのは危険なPに陥っている可能性が高いですね。


ー自分がどうなりたいのかが明確にあって、そのためにロジカルにN(もしくはP)を選択しているという状態。それを自身が理解していることが重要なんですね。


吉田:はい。僕自身が極端なマイナス思考人間なんですが、いつかはPに辿り着けるようにNを選択しているだけなのに、周りからは「そんなんだからアカンねん、ポジティブになれよ」と、Pの強要をされることが多くて。確かに、人並みの人生を生きていけるような人はNの発想は必要ないのだろうなとは思います。でも、僕のように普通の生き方ができない人間もいるわけで、そういった人が負い目を感じることなく(正しい)ネガティブができる世の中になればいいなと思います。


ーそうですね。しかし、ポジティブ・ネガティブは理屈よりも感情と深く結びついてますよね。冷静に理性を働かせて選択することは、意外と高度な技術が必要になってきそうですが。


吉田:ある程度トレーニングは必要かもしれません。僕は元来ネガティブなので時間はかかりませんでしたが、ポジティブな人が正しくNを実践するのは難しいはずです。ですが、すべての物事は多面的なんです。「こんなこと絶対良くない」と遠ざけていたものに心を救われることも世の中にはあるはず。

無理にNになれと言いたいわけでなく、固定観念に従うばかりで、自分で考えずに決めつけるのは危険なことかもしれないよ、と言いたいですね。門前払いが見落としてしまう大切なことって、きっと沢山あるはずなので。


ー少数派だったり見捨てられがちな物に焦点を当てて、その中に秘められた新しい価値を見つける。
究極ネガティブの吉田さんだからこそ発見した物事の捉え方なのかもしれませんね。今日はありがとうございました。


吉田:ありがとうございました。



次回の特集コーナーは、『恋の因数分解!(真心をx,下心をyとする)特集!!!』です!
お楽しみに〜